すずき家の年中行事★

TOP | PROFILE | おもちつき | 味噌炊き

祖父と祖母の締め縄づくり締め飾り

農業の側ら、年末には副業として締め縄づくりをしています。
近所からの注文に応じてひとつひとつ手作業で行います。
私が小学生のころは、よく仕上げの作業を手伝っていました。
家族みんなで力を合わせて仕事をするのもいいものです。

第1工程 “い草”を梳かす

千歯ごき 《千歯ごきでわるいい草を取り除く》
農家で稲を刈り取った後の青々としたい草を譲ってもらい、
千歯ごきで髪を梳かすようにすることで、よいい草のみを残す。
なかなか力の要る作業。

第2工程 い草の下を切りそろえる

切りそろえる 《出来上がりの美しさを左右するポイントのひとつ!》
い草の下の方を、ひとつかみずつ切りそろえる。
ここは、締め縄の最も太い部分になる。
そこがきれいな円柱形になると美しい締め縄になる。

第3工程 木づちで叩く

木づち 《い草をやわらかくする》
数回水の中にくぐらせたい草を、木づちでたたく。
濡らして叩くことでやわらかくなり、扱いやすくなる。

第4工程 機械でさらに均等にやわらかくする

つぶす 《凸凹ローラーの威力》
凸凹のローラーが上下に2つついており、その間にはさまれながら
い草全体がしごかれる。
この工程を経て、やわらかく、しなりのあるよいい草になる。

第5工程 職人の技術

おじいちゃん 《祖父と祖母の共同作業》
祖母は藁(わら)で締め縄の芯を作る。
祖父は、締め縄の形に作っていく。
すべて感覚の世界。
両手足をフルに使って2つに分けたい草の束をよっていく華麗な手さばきに、思わず見入ってしまう。

「 祀(まつ)る」 神さまに奉る意味を込めて

台所の上に 《台所の上に祀る》
火の神が祀ってある火元の上には棚があり、小さめの締め縄を捧げている。 他にも神棚にはもう少し大きめの締め縄を飾る。
近所の水神が祭られている神社の鳥居に飾る締め縄は、毎年祖父が作っているが、それは直径20cm弱にもなる大きな締め縄で、迫力がある。

作品 made by 母 正月の締め飾り

締め飾り 《母の趣味》
正月に飾るための締め飾りを手作りしている。祖父に小さめの締め縄をつくってもらい、丸く輪っか状にしてもらう。
初春らしい椿や笹、梅などの小物を買い揃え、生け花のように自由に差し込んでいく。
正月に玄関先に飾ると、この1年も家族みんなが幸せに暮らせるような気持ちになる。

★おまけ★ 納戸

納戸1 《保管用のい草をしまう》
締め縄をつくる小屋には納戸があり、その中には余ったい草がしまわれている。 納戸の板には、墨で「一、二、三、四・・・」と順番が書かれている。
現在家族が住んでいる母屋を建てている最中、私の父や叔母はまだ小学生くらいで、納戸の中で寝ていたというから驚きだ。



引用:ふわふわ。り ふわふわ。り

Copy Right A.Suzuki, Since 2008